【映画】「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の感想【あらすじ・ネタバレ】
今日は新宿のTOHOシネマズで「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を観てきました。
主なキャストはこちら
- クリスチャン・ベール- マイケル・バーリ
- スティーヴ・カレル - マーク・バウム
- ライアン・ゴズリング - ジャレド・ベネット
- ブラッド・ピット - ベン・リカート
原作は世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)
原作の邦題は世紀の空売りだがマネーボール のヒットの影響からか、マネー・ショートという題名。
あらすじ
ノンフィクション。住宅ローンの債権を証券化した金融商品のバブルとその崩壊に書けた男たちの物語。
クリスチャン・ベール演じるマイケルはファンドマネージャーとして投資家からの多額の資金を運用していた。マイケルはある日、誰よりもいち早く、MBS価格が高騰し、バブルになっていることに気づく。
そしてバブル崩壊に備え、MBSを空売りする方法を模索しCDSに目をつけ、投資銀行から多額の資金で買い付ける。
一方、ライアン・ゴズリング 演じるジャレド・ベネットもMBS空売りの噂を嗅ぎつけ、マークに話をする。
マークは住宅ローンについて徹底的に調査を行い、大手銀行の杜撰な融資に不信感を募らせ、MBSの空売りに乗り出す。
しかし、なかなかバブル崩壊は訪れず、むしろMBSの価格は上昇する始末。
出資者からのプレッシャーや周囲の冷笑にバブル崩壊に賭けた男たちの精神は次第に蝕まれていく。
感想
私は金融機関(バイサイド)に勤めているため、特に内容に詰まることなくストーリーを楽しむことができました。
ただ、映画の途中で金融用語の解説を分かりやすくしてくれてはいますが、正直金融に興味のない方がストーリーの中で用語を理解していくのは無理があるなーと感じました。
相場というのは本当にバブルになっているときは殆どの人が気づけない。おかしいと思ってもそれが崩壊する時がいつなのかは、神のみぞ知る。
でも株とかやったことある人なら、自分の取ったポジション(売りでも買いでも)が本当に正しいのか、疑心暗鬼にさいなまれるという経験は誰しも持っていることでしょう。
私含めてそういう方は感情移入がものすごくできると思いますw
数行スクロールするとネタバレありです。
ラスト
ネタバレ有りって書きましたが、事実に基づいたものなので、リーマン・ブラザーズ、ベア・スターンズがどうなったか知っていれば自ずと映画観る前から分かってしまいます。
が、一応書くと、マイケルを始めとした住宅ローン市場のバブル崩壊に賭けた男たちは一世一代の勝負に勝利し、巨万の富を手にします。
一方、多くのアメリカの投資銀行や証券会社が手痛い大損失を被り、世界中の金融機関を巻き込んだ経済危機に発展していくところでラストを迎えます。
ざっとMBS、CBS、CDO、サブプライムローンあたりについてネットで予習してから見るとより楽しめるかもしれませんね。